ライトノベル 9S<ないんえす?>SS レビュー

タイトル 9S<ないんえす?>SS
著者 葉山透
イラスト 山本ヤマト
出版 電撃
発売日 2006年1月


執筆者:jade 評価:
峰島勇次郎の 「遺産」 の最高傑作・峰島由宇。
少女は研究所の地下で、天才的な頭脳をフル回転して悩んでいた。
どうすれば女らしくなれるのか───と。
こうして由宇は岸田博士に頼みこみ、フリルエプロンを身にまとって料理と裁縫に挑戦することになった。
「峰島由宇、ただいま花嫁修業中」ほか、電撃hpにて掲載された短編3編に加え、書き下ろしを収録。
あきらとアリシア、由宇と麻耶、それぞれのプライドをかけた女の戦いと、萩原と八代、二人の男の出会いを綴った笑撃の短編集。

シリアス一辺倒で堅すぎる嫌いさえある本編とはまるで正反対のコメディ色が非常に強い短編集ですね。
普段堅い文章を書く作家がこういったコメディを書くと、得てして中途半端な内容になるものですが、滑ったのは単行本書下ろしの「由宇と麻耶、二人で花嫁修業中!」くらい。その他の話は概ね面白かったですね。

その中でも特に気に入ったのが「男の生き方、プライスレス」。
本編では窺い知れない萩原のクールな一面がもうかっこよくてかっこよくて!
八代に影響されて自分の部屋を省みる際の心の中の葛藤と決意は共感してしまいましたよ。
うん、やっぱり男の部屋はかくあるべきですよね。私も見習って余分なものを捨てなくっちゃ…
って、やっぱりかー!!!!(笑
八代の性格から先の展開はなんとなく読めてたんですが、こうも予想通りだと逆に清々しいですよ。
ハードボイルドな気分に浸っていたのがすべて台無しになるラストは必見です。


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9S(ないんえす?)SS




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